こんにちは、パンダラヴァーです。
2023年9月14日(木)、京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)が発売されました。なんと本編の中で、「二十の扉」が言及されています。
二十の扉言及シーン
二十の扉言及シーンはこちら
「身が入っていないと云いますかね。十一月の半ばくらいからは、もう、部屋に籠っているか、出掛けているかでしたよ。顔色も悪かったしねえ」
出典: 京極夏彦『鵺の碑』
「何かを調べていたんですかね。御厨さんのお話ですと、懸賞のクイズを考えているような感じだったとか――」
「クイズって判じ物みたいなののことかい? あの『二十の扉』みたいなのかね」
「まあ謎謎ですよ」
もう少し深刻そうではありましたけどね、と可児は云う。講談社
2023年9月 講談社ノベルス版 179ページ
舞台
この会話がなされている時代背景は昭和29年(1954年)。
「二十の扉」のラジオ番組がNHKラジオ第1放送で放送開始されたのが1947年11月1日。
さらに1953年のテレビ実験放送開始時から1955年までテレビ番組としても放映され人気を博していたと言われていますから、まさに時代の庶民の会話に自然と出てくる「判じ物」として最も合っているわけですね。
二十の扉で遊んでみよう
「二十の扉」で遊んでみたい! と思った方。
遊び方はこちらからどうぞ。
まとめ
全人類待望の百鬼夜行シリーズ最新長編「鵺の碑」。
私も発売日に買い、夜な夜な読み進めて最高の読書体験をしたわけですが、そんな中で「二十の扉」が言及されているのは大変嬉しいサプライズでした!
皆さんも良いお題当てライフをお過ごしください。
それでは、また!