こんにちは、パンダラヴァーです。
インサイダーゲームをもっと楽しむための攻略記事、お題の考察・紹介です。
今回のお題は「不気味の谷」です。
お題紹介の記事を見る時の各項目の説明です。なんとなくわかるよ、って方は読まないでも大丈夫です。
・お題の評価
お題が出るまでの難易度
S・A・B・Cの4段階です。制限時間内にお題が出るかどうかはインサイダー がどれくらい誘導する為に動くかという要素もあるので、ここでは村人しかいない場合を想定して評価しています。
インサイダーになった時どれくらい動かなくてはならないか、という指標とも言えます。
お題の認知度
低・中・高の3段階です。認知度が高いものならば、どのような場面でも気軽にお題として出すことができます。反対に認知度の低いものは出す時にプレイヤーを確認するなど注意が必要ですが、ルートが変わっているものも多くやりこみ派の方は特に楽しめるかもしれません。
オススメ度
☆の数で5段階です。☆が多いほどオススメのお題になっています。完全に私の主観ですが、お題を当てた時の気持ちよさや正体考察の白熱、言葉としての雑学的面白さなどを加味して評価しています。
・お題の基本構造
お題の因数分解
お題を要素に分解し、わかりやすく図式化しています。言葉の意味をインサイダーゲームで扱う形に変換しているイメージです。
想定ルート
基本構造からお題を出すのにクリティカルな質問を割り出し、お題が出るまでの質問ルートを想定しています。想定どおりにならないのがまた面白い!
・感想 考察
インサイダーゲームのオススメお題! みたいな多くの記事では、単語がとにかく羅列してあるだけでどのような点が面白いお題なのかちゃんを書いてあるものは少なく感じました。実際にプレイしてみての面白ポイントや失敗だった点などわかりやすく解説しています。
今回のお題
『不気味の谷』
不気味の谷現象(ぶきみのたにげんしょう)とは、美学・芸術・心理学・生態学・ロボット工学その他多くの分野で主張される、美と心と創作に関わる心理現象である。外見的写実に主眼を置いて描写された人間の像(立体像、平面像、電影の像などで、動作も対象とする)を、実際の人間(ヒト)が目にするときに、写実の精度が高まっていく先のかなり高度なある一点において、好感とは逆の違和感・恐怖感・嫌悪感・薄気味悪さ (uncanny) といった負の要素が観察者の感情に強く唐突に現れるというもので、共感度の理論上の放物線が断崖のように急降下する一点を谷に喩えて不気味の谷 (uncanny valley) という。不気味の谷理論とも。元は、ロボットの人間に似せた造形に対する人間の感情的反応に関して提唱された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お題の評価
お題が出るまでの難易度 A
お題の認知度 中
オススメ度 ☆☆☆★★ 三つ星
一言コメント
特定する要素が多く、序盤から中盤での動きが活発になる良問ですね
お題の基本構造
お題の因数分解
正確に言えば、「人が感じる現象」ですが
ゲームに限って言えば
ロボットを主体にして「人に似ている状態」まで持っていくのもありだと思います。
想定ルート
質量はありますか? NO
↓
人が主体ですか? NO
↓
主体を特定できますか? YES → ロボット
↓
ロボットの形状は重要ですか? YES
↓
人型ですか? YES
↓
ロボットの部位を特定しますか? YES → 顔
↓
人に似ている? YES
↓
ポジティブネガティブありますか? YES → ネガティブ
↓
不気味の谷
感想・考察
このお題はまず序盤の山場として「ロボット」を主題に持ってくる必要があります。これに関しては「質量のあるもの」として捉え、素材や電気などから進めるルートと架空空想からSF作品に向かっていくルートがあります。
その後、「ロボット」の形状が「ドラえもん」や「WALL.E」ではダメで「ターミネーター」のように人に似せた姿であることを特定します。
この「ロボット」→「ロボットが人型であること」という特定作業の中で、ロボットが特定された段階で「人型限定にする」という類推が及ばないことがこのお題の良い点だと思います。
ロボットを特定にいく序盤の動きの中で「ネガティブである」などの情報が先に出ていても「ロボットのネガティブな状態」として「故障や破損」が先に浮かびやすいからです。
このように序盤→中盤へのつなぎの中で思考のジャンプでお題まで到達させにくい、お題を考えるとゲームバランスがよくなる傾向にあります。
まとめ
今回はお題「不気味の谷」を紹介しました。このお題は2019年ごろに出題した時、プレイヤーから認知度が一般的でないと言われて却下になった覚えがあります。それから5年ほどが経ち、生成系AIの登場で画像生成ができるようになると人間に似通った画像が大量に人の目に晒される機会が増え、「不気味の谷」と言う言葉が一般にもある程度知れ渡るようになりました。
インサイダーゲーム、アキネーターゲームはプレイヤーの認知に対するゲームなので、時代の変遷により、難易度が移り変わるのも面白いですね。
それでは、また!