こんにちは、パンダラヴァーです。
今回はインサーダーゲームのお題カードに記載されている全てのお題をレビュー、解説していきます。
第二弾No.6からNo10です。
カードNo.06 家の中の場所カード
寝室・台所・食卓・トイレ・風呂・庭
自宅、家の中での場所を特定すると正解に辿りつくカード。序盤は殆ど「No.3 建物の一部カード」と同じ。ですが実はそれぞれのお題ベースでみるとルートが若干分かれるものもある。
寝室・台所
No.3「建物の一部カード」で建物特定→自宅になると部屋の特定に向きがちと書いたのもあって「寝室」「台所」はルートがほとんど分岐しない。「自宅(家)の中で場所を特定しますか?」の質問から羅列していけば正解が出ます。インサイダーは潜伏しやすい。
食卓
「ダイニング」の日本語としてこのカードに入っているんだろうけど「食卓」はテーブルのことなので、「質量あり」の物体ルートになる。サイズや素材、生活への身近さなどからいって特段難易度が高いお題ではないけれど、「テーブル」と呼ぶのが一般的なので最後の最後まで気を抜かずにいこう。
トイレ
「トイレ」も「食卓」と同じように「質量あり」の物体ルートになる気がする。「空間」というよりは「モノ」のイメージが強いと思うので。同カードの他のものと違う点を他に挙げるとすれば「家、自宅」じゃなくても至る所にあるイメージ。これが良い方向に進むと良いけれど、流れによっては特定の際にいろんな所で「はい」の回答をもらってしまって特定が半端になってしまいそう。
まあでもそんなには心配することもないお題。
風呂
基本的には「寝室」「台所」と同じ「家の中の場所」の基本ルートで問題なし。
庭
このカードの他のお題と違って明確に「家の場所」であると言える。「庭」は建物や施設などに付随していて明確に所有の概念を持った外空間だからです。「自宅の中の場所」を特定するルートで屋外の視点を持てるようであれば簡単に出せるお題。
カードNo.7 レジャー・行楽カード
動物園・遊園地・ピクニック・山登り・海水浴・カラオケ
レジャー、行楽に関連するお題を集めたカード。ただし、大別すると「場所」と「人間の行動」の2つに分かれているのでお題の骨はどこにあるのかを意識することができる。
動物園
「施設」がお題なのですが、「屋外」と「屋内」が混在し「建物」として有形ではない点が少し面白い。「多種の動物がいること」が固有の個性なのだけれど、ルートとしてそこを掴み取る形にはならない。「施設、場所」になってからは「利用用途」→「楽しむ」「何かを見る」や「利用者イメージ」→「子ども」「ファミリー」などで正解に近づく感じになると思います。
遊園地
「さすがに」動物園と途中まではほとんど同じルート。ディズニーやUSJなどスーパーメジャーなお題を代表するモノがあるので「地域特定」からもいける。
ピクニック
「ピクニック」は上の2つと違って「人の行動」がお題ですね。一般的なアキネイターゲームでは「キャラクター・人名」などがお題になることがほとんどなので「行動」をお題に組み入れているのは広がりがあって楽しいです。この機会に「ピクニック」とは「何をすること」を指すのか考えてみましたがやっぱり「食事」なんでしょうね。「屋外で食事を楽しむ行為」が「ピクニック」なんだと思います。
山登り
こういう「名詞+動詞の名詞形」の形はお題として成立させるのが難しかったりします。外来語として認知されている「ハイキング」をお題にしても良かったような……。「渓流下り」「川下り」「山歩き」「魚釣り」「イカ釣り」などなど。組み合わせることで「言葉」としては成立するけれど固有のイデアを持てているのかはビミューーーなところです。
海水浴
これはシンプルで初心者向けに悪くないお題の印象。「浴」という語は浸かっている状態だと思いますが「海水浴」にはアクティブなイメージがあるのがなんとなく面白い。
カラオケ
急にインドアなレジャーに。もしくは機器自体もカラオケと呼ぶのでそちらからいくのもあり。「多くの人が知っていて認知の外にありそう」という観点からいくと「デンモク」もまあまあいいお題。
カードNo.8 エネルギーカード
火力発電所・乾電池・風車・太陽電池・暖炉・蒸気機関
テーマの中心を「エネルギー」に据えたことで、お題ルートの統一が見られなくなった興味深いカード。つまりこれはお題カードの作成時には回答の想定ルートを意識せずに単語をブレストしていってるよう。
火力発電所
場所がお題の場合は「質量なし」からいく場合も多いが、建物や施設の時は「質量あり」ルートが選択されやすい。施設の特定の際は利用用途、利用する人の種別、そして施設自体の数量の特定が有効。もし私がインサイダーで村が沼っていたら「都道府県に1個くらいはありますか?」って聞いてしまいそう。それにしても「発電所」ではなく「火力発電所」とわざわざしている所に出題者のこだわりを感じる。カード版のインサイダーゲームは答え方のゆれに関して緩い感じがあった気がするのでそういう意味で面白いお題。
乾電池
「質量あり」のもので購入場所や使用も身近で初めてゲームをする人に良いお題。
風車
「ふうしゃ」「かざぐるま」どちらでもよい出題方法かと思ったがwindmillと書いてあるので「ふうしゃ」の方で正かな。なかなか身近じゃないものなので素材の特定も難しい感じがします。お題に対してクリティカルなルートは場所特定→「オランダ」「ハウステンボス」が良いと思います。
太陽電池
2の「乾電池」と合わせて「電池」では正解にならないシリーズ。日常生活でイメージしやすいのは「電卓」や「時計」だけど場所特定で「屋根」とかいくのも出やすそう。「質量あり」のもので「手のひらサイズから人より大きいものまであってサイズを特定できない」という点に個性があってよいですね。
暖炉
「エネルギー源」がお題となっているこのカードの中で唯一「他の物体がエネルギーを変換して利用する」ためのものではない。ルート的にもお題分類的にも「06.家の場所カード」の方が合ってる気がします。
蒸気機関
正解を出すのに、このカードでは一番難しそう。というのも「蒸気機関」とは「蒸気のエネルギーを仕事に変換する装置」だけれど組み込まれているモノの中で、「蒸気機関」を指し示すのは難しい。「発電所」にも「蒸気機関」は備わっているけれどやはり「蒸気機関車」を導く「乗り物特定ルート」が良い気がします。このルートでの一番のポイントは「機関車の一部」ではあるけれど機関車の部位の名称をあげていってもお題に到達しないこと。「機動車」「炭水車」「タービン」などの部位が集まって「蒸気機関」となるのでその辺りを上手く誘導できるのがポイントになりそうですね。
カードNo.9 乗りものカード
自動車・自転車・三輪車・オートバイ・電車・飛行機
車輪のついた移動用の車両をまとめたカード。運搬のみに利用するものは入っていない(リヤカー、台車など)。乗車人数が切り分けの第一段階になりそう。
自動車
「名称」と言う意味ではこのカードの中で一番中途半端で出しにくい。日常会話で「自動車」は「くるま」と呼ばれることが多いので。とは言っても乗りものまでいったら早々に出ておかしくない。
自転車
これもチュートリアルお題といった感じ。乗りものルートになった時に「車輪の数」「乗車人数」「人力以外の動力源の有無」は聞きたくなる。
三輪車
一般的には「幼児がのるアレ」を想像するけれど「トゥクトゥク」のようなものも三輪車と呼ばれることもなくはない。「利用者の年齢」に特定すべき点があるのは面白いけれど「運転に免許が必要ですか」とかは乗りものルートで割と出てしまうのでそこからスムーズに正解に向かうでしょう。
オートバイ
これも乗りものを見つけるルートに乗れば簡単。ただ日本では「バイク」と呼ばれることが一般的だと思う。厳密に行けば「バイクですか」→「はい」(まだ正解じゃないのか……)「バイクの車種がお題ですか」→「いいえ」みたいになるとすこーしだけ沼る。
電車
乗車人数や車輪の数が他と比べて膨大。だからといって難しくなるわけはないけれど。
飛行機
「空を飛ぶ」という個性を持っている。乗りものルートにのったときに少しでも思考ジャンプした質問をしたい村人なんかは「飛びますか」と聞いてはいをもらいそう。
それで、ジャンプしたから白い、黒いという議論が出る。
カードNo.10 交通カード
歩道・つり橋・トンネル・ガードレール・横断歩道・信号機
交通、社会での通行に関するもののカード。
歩道
意外に言葉の定義を追求していくと混乱する。「歩行者が通行するための道路」で道路は「人間が通行するための区画」なので、質量を「ある」とするか「なし」とするかはGMの主観によって意見がわかれるかもしれません。
つり橋
「橋」は明確な物体としてイメージしやすいので比較的出しやすい。つり橋というと山中に架けられた危なっかしい橋をイメージしやすいので、GMが「場所特定」からレインボーブリッジやブルックリンブリッジなんかを出した時に出るのかは村人の意識次第。
「吊り橋効果」なんかもお題を出題し始めた人がよく出しやすいお題ですね。
トンネル
場所がお題で街の至るところに存在すると「場所」を狭めていって特定する動きにノイズが散らばるので少しだけ難しくなる。「街にありますか」→「はい」はまだ良いけど「街、田舎、山のどれかにありますか」だとどれも「はい」になってしまってGMとインサイダーのゲームコントロールがズレると少し混乱していってしまう。
ガードレール
「質量あり」のモノの中で楽しめそうなお題だと思う。「大きさ」「形」がある程度不定、「色」と「よく見かける場所」の特定がクリティカルになる。ゲームのターニングポイントが見えやすいのもインサイダーが誰かの考察がしやすそう。
横断歩道
このカード最初の「歩道」よりお題として明確でイメージしやすいこともあり、結構おすすめのお題。デザイン、マーク関連は「質量なし」にすることが多いが、GMによっては塗料や道路が物質である点から「質量あり」とする人もいる。お題を自作する人達の中でもけっこう頻出されるお題。
信号機
カード内ではこれだけ少し趣きが異なる。「質量あり」から「金属」「電化製品」にいってサイズ、色、場所を特定する流れがユジュアルな感じ。普通の人は「信号」と呼ぶのでお題の厳密性にこだわった時に最後でとまってしまうとインサイダーが透けやすいので沼ったらインサイダーは早めに答えちゃった方が傷は少ない。でも考察で「普通は信号と呼ぶので、信号機と答えた〇〇さんはあやしい」理論は言われそう。
まとめ
今回はNo.10まで紹介しました!
引き続きお楽しみに!