マクガフィン|インサイダーゲームのお題紹介

マクガフィンのアタッシュケースお題の感想・考察

こんにちは、パンダラヴァーです。
インサイダーゲームをもっと楽しむための攻略記事、お題の考察・紹介です。
今回のお題は「マクガフィン」です。

お題紹介の記事を見る時の各項目の説明です。なんとなくわかるよ、って方は読まないでも大丈夫です。

お題の評価
お題が出るまでの難易度
S・A・B・Cの4段階です。制限時間内にお題が出るかどうかはインサイダー がどれくらい誘導する為に動くかという要素もあるので、ここでは村人しかいない場合を想定して評価しています。
インサイダーになった時どれくらい動かなくてはならないか、という指標とも言えます。

お題の認知度
低・中・高の3段階です。認知度が高いものならば、どのような場面でも気軽にお題として出すことができます。反対に認知度の低いものは出す時にプレイヤーを確認するなど注意が必要ですが、ルートが変わっているものも多くやりこみ派の方は特に楽しめるかもしれません。

オススメ度
☆の数で5段階です。☆が多いほどオススメのお題になっています。完全に私の主観ですが、お題を当てた時の気持ちよさや正体考察の白熱、言葉としての雑学的面白さなどを加味して評価しています。

・お題の基本構造
お題の因数分解
お題を要素に分解し、わかりやすく図式化しています。言葉の意味をインサイダーゲームで扱う形に変換しているイメージです。

想定ルート
基本構造からお題を出すのにクリティカルな質問を割り出し、お題が出るまでの質問ルートを想定しています。想定どおりにならないのがまた面白い!

・感想 考察
インサイダーゲームのオススメお題! みたいな多くの記事では、単語がとにかく羅列してあるだけでどのような点が面白いお題なのかちゃんを書いてあるものは少なく感じました。実際にプレイしてみての面白ポイントや失敗だった点などわかりやすく解説しています。

今回のお題

『マクガフィン』

マクガフィン (英: MacGuffin, McGuffin) とは、小説や映画などのフィクション作品におけるプロット・デバイスの一つであり、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる作劇上の概念のこと。作中人物にとって重要でありドラマもそれをキーアイテムとして進行するが、物語の成立を目的とするならそれ自体が何であるかは重要ではなく代替可能ですらあるものを指す。

特にスリラー映画で多用され、泥棒が狙う宝石やスパイが狙う重要書類などがマクガフィンの典型例である。しかし物に限定されず、出来事や人物などもマクガフィンに含まれる[1]。

マクガフィンは通常、物語の序盤で言及され、その重要性が徐々に低下していく。物語のクライマックスで再登場することもあるが、その存在が忘れられる場合もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

お題の評価

お題が出るまでの難易度 S

お題の認知度 中

オススメ度 ☆☆☆☆☆ 五つ星

一言コメント
特定する要素があるけれど、見つからない。そんな雲を掴むようなお題だと思います!

お題の基本構造

お題の因数分解

因数分解しても明確なルートが出ない!

想定ルート

質量はありますか? NO

架空・空想・創作物が関係していますか? YES

特定の作品にのみ登場するものですか? NO

作品特定はお題に有効ですか? YES

【村・GMにより特定する作品の分岐】

【作品内での物品の特定】

物の色や形など見た目が重要ですか? NO

物語の目的になっているところが重要ですか? YES

マクガフィン

感想・考察

このお題は私の最も好きなお題のうちの一つです。お題が出るまでの難易度はかなり高いと思いますがその要因は言葉の成り立ちにあります。「マクガフィン」は各々の物語に登場する、キャラクターが物語を動かすための目的となる物品のことです。つまり、様々なストーリーに出てくる物品(や人物)の作劇上の機能的な役割だけを抽出し、それにネーミングしたということです。そうなると当然、お題を当てるためにはその機能だけが最終的な拠り所になります。物の色や形、大きさなど特定するための要素を排除することによって、浮かび上がらせた言葉なのですから仕方がありません。

ここでGMやインサイダー、「お題が何かを知っている役職」の人にはお題に導くための2つのアプローチが考えられます。

1つはある特定の物語の中に登場する「マクガフィン」に相当する物を村人に当てさせ、そこから一般化、抽象化されたものを想像させる手段です。
この方法の良いところは「マクガフィン」という概念を知らない人でも、特定の物語(漫画やアニメ、映画、小説、絵本などなど)の中での特定作業に協力できることです。これは村側にはもちろん、インサイダーとしても自分が動かなくてはならない場面を減らせる、という点で利があります。

「ワンピース」は何かわからずに皆が求める点がとてもマクガフィン
「ミッション・インポッシブル」シリーズでは大抵、核兵器

ただし注意しなくてはならない点として、村のメンバーに合わせてどの作品から進めていくか、という点をGM側がコントロールする必要があります。村のメンバーの多数が知っている物語から詰めていかないと特定作業に時間がかかってしまうからです。
また、一度作品の中に入ってしまうと外に出ていくことが難しくなってしまうため、「マクガフィン」的なるものを特定できた後は、優秀な村人やインサイダーが「他作品に登場する別の物品もお題として成立しますか?」というような質問で村全体の思考を拡げる必要があります。

2つめの方法は作品特定を否定し続け、物語全般に関わるお題だということを想起させる手段です。この方法だと物語のジャンル特定から、抽象化された意味性について考えて質問されることが多く、「目的」というワードが出やすいです。ただし、具体がないとイメージが湧きづらい場合も多いので、適切な質問を思いつくことがなかなか難しいです。

どちらにしろ、このお題はGMがどのようなルートでお題に到達するかをコントロールするというのが特徴的です。インサイダーゲーム をしているとGMは質問に対して機械的に厳正に「はい」か「いいえ」に答えるべき、という論が度々出ます。その意見には私も賛同できる部分は多いのですが、お題設定の段階でGMに正解ルート検討をさせるようなお題を作ることも可能であるのがまた面白いところだと思います。

まとめ

今回はお題「マクガフィン」を紹介しました。お題の要素を分解しても明確なルート構築ができない点が非常に面白いお題だと思います。ルート想定も少し強引になってしまいましたが。笑。
このお題は遊ぶメンバーによって様々なルートが出る楽しみもあると思いますので是非楽しんでみてください。
それでは、また!

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